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原 谷 苑

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  茶店でお寿司の盛り合わせを頂き、又苑内を逍遥する。苑内は八重の紅枝垂れがもっとも多いが、それ以外にも一重の枝垂れ桜、白の八重桜、それに遅咲きの染井吉野も咲いており、又赤い皐月もすでに咲いているものもあり、色とりどりの花に体も染められそうであった。 帰りはバスで立命館大学前まで下りて、帰路に就くが、西大路を下る途中で平野神社前を通ることに気づき、平野神社の桜も見る。しかしここの桜は染井吉野が主体であり、もうその盛りを過ぎており、夕方に近いせいもあり人影も割と少なかっ た。 原谷苑

原 谷 苑

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  清涼寺を出たところでタクシーを捕まえて、御室仁和寺に行こうとするが、運転手さんが(桜なら、原谷苑がよろしゅうおまっせ)と言うので、原谷苑に連れていって貰う。鳴滝・福王子経由の衣笠街道がえらく混んでいるので、迂回して金閣寺手前の道から原谷へと登って行き、原谷苑へと着く。大変な人混みである。 この原谷苑は金閣寺よりは衣笠山を越えたところ、又御室仁和寺よりは八十八カ所の山を越えたところに位置する。景観の良い丘陵を利用した個人所有の四千坪の桜の園である。パンフレットによれば、例年四月上旬に吉野桜・彼岸枝垂れ桜(一重・赤・白)・雪柳・ぼけが咲きはじめ、中旬には紅枝垂れ桜(八重)が見頃となり、下旬には遅咲きの桜が満開となり、その他にも黄桜・みどり桜・御室桜・ぼたん桜・普賢象・菊桜などの桜も楽しめるとある。苑内に入ると、まさに夢のような桜の園である。丘陵一面が桜で覆われていて、さすが新しい京都の桜の名所と言われるだけのことはある。茶店のある丘に登る途中には、雪柳が咲き乱れ、その白が紅枝垂れとコントラストを為していて、実に美しい。六義園のようにただ一本の大きな枝垂れ桜の姿も又見事であるが、この原谷苑のように夥しい数の様々な桜による圧倒的な美も又素晴らしいものである。 原谷苑の百花繚乱