時 雨 亭 趾

 宝篋院から祇王寺へと向かうその途中の厭離庵近くに、定家に因んだ立て札がある。それを見て定家は嵯峨野近くに時雨亭を有していたことを思い出す。

中里恒子の「時雨の記」では、二尊院の時雨亭趾が出てくるが、嵯峨野にはこれ以外に二つの時雨亭趾があるようである。又嵯峨野はその地形より、時雨の多い土地として有名であることも思いだし、先ほどの小雨はまさにその嵯峨時雨だったのだなと思う。

二尊院 時雨亭跡


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