霊 艦 寺

 ついで霊鑑寺へと廻る。当時は臨済宗南禅寺派に属する尼門跡寺院で、正式名称は円成山霊鑑寺と言う。後水尾天皇の皇女を開基として一六五四年に創建、以降皇女皇孫が入寺された。庭園は山畔池泉鑑賞式で、書院の南面に池がある。面白いのは池の周りの石組みは大きく左側に造られており、池そのものは右半分に設えている事である。池には石橋がありその右手に小さい燈篭を配している。左半分は苔地となっており、その左手にもう一つの燈篭が置かれてある。そして正面に大きな般若型燈篭を置いて、バランスを取っている。池の前は砂地と白砂であるが、清浄感は少ない。この山畔の左手にある石段を登ると、本堂がある。山の斜面一面が苔で覆われていて、これが二段目の庭となっている。

それから更に石段を登ると、裏山の庭となっている。この裏山には一面に椿の木が植えられている。さまざまな椿の木を見ながら庭を一巡する。書院には御所人形が、色々と展示されていた。帰りは池の裏側の庭を巡って、出口から退出する。

霊鑑寺の椿


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