安 楽 寺

 

法然院より、安楽寺に回る。このお寺は法然が流罪地より戻った後、安楽と住蓮の菩提を弔うために草創されている。しかしその後荒廃を繰り返した後、一六八一年に現在の仏堂が建立されている。正式名称は住蓮山安楽寺という。山門より本堂に至る道の左右が庭となっていて、躑躅の大小の刈込が中心の庭である。安楽・住蓮・松虫・鈴虫を供養する五輪石塔があり、又仏足石もあった。松虫・鈴虫剃髪図や小野小町九体図というのもある。この九体図とは大変な美人といわれた小野小町の死後の腐乱・白骨化して行く状況を九つの画で書き表しているもので、この絵を見させる事で男性に美女に執着する事の空しさを教え、その情欲を押さえさせようとした物だといわれている。

安楽寺


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