大 心 院

 大心院は応仁の乱が終わった義尚の時代(一四七九年)に、管領の細川政元が上京に建立したものを、細川幽斎(藤孝)が妙心寺に移築したものである。その子三斎(忠興)もこのお寺を外護したと言う。

 方丈前庭は、花壇のようなものが造られており風情に欠ける。書院の前庭を阿吽庭と言い、白沙を流水風に流してやや赤目がかった味わいのある石を配した枯山水である。その他にも五色十七個の石を庭の各所に置いている。苔の陸地と州浜形の曲線も面白く、なかなか興趣のある庭となっている。
大心院の庭園


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