大 法 院

 大法院に寄る。当院は一六一二年真田幸村の兄・信幸の孫である千種大納言有能の側室・長姫を開祖とするお寺である。真田家とその縁戚の千種、久我、内藤四家の香華寺である。信幸の院号が大法院と言うそうである。またこのお寺には、佐久間祥山の墓もあるようである。

 庭は苔庭であり、右手に待合い席その手前に灯籠、正面は背の低い竹があり左手に茶室を配している。木立があるため、庭はやや薄暗い。この庭は露地庭で、飛び石・垣門・灯籠・蹲い・袖摺りの石・腰掛待合などがある。庭の構成は外露地、中露地、内露地の三段構成になっている由。露地庭に面したところに坐して、抹茶を頂く。


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