縮 景 園(広 島)

ほぼ十年ぶりくらいに、この泉庭・縮景園を訪れる。小学校の時の遠足、中学一年生の時の小学校のS先生をかこむ会。それから高校三年生の時の卒業アルバムの記念撮影。そして約十年前の梅の咲いている頃の来園。関西に置いて庭巡りを始めていなかったら、今回もこうしてこの縮景園を訪れることもなかったであろう。

天気は快晴である。
縮景園は広島藩主浅野長晟が、入国の翌年元和六年(一六二〇年)から別邸の庭として築成したものである。作庭者は家老であり、茶人として知られる上田宗箇である。当園の名称は幾多の勝景を聚め縮めたところから名付けられたとも、また中国杭州の西湖を模して縮景したものとも言われている。園内は綺麗に整備されており、天気がよいことから沢山の拝観者が訪れている。入園して右手の桜の咲いている広場の芝生には、お花見弁当を広げている人々もいる。入口の正面に清風館があり、そこに植えられている桃が満開であった。右手に廻って土橋が三つ架かっているところを通って、銀河渓を見る。その上の有年場は、今でも毎年稲を植えているところである。

縮景園




コメント

このブログの人気の投稿

県 神 社

天 龍 寺

金 閣 寺