両 足 院

 最後に両足院を訪れる。両足とは元来如来の別号であり、二徳兼備の尊者を意味するようである。開山は龍山和尚(一二八四~一三五八年)であり、鎌倉から室町にかけて元に四十年余りも渡っていた僧である。この時に同道していた林和清の子孫・浄因は、日本に饅頭の製法を伝えている。林家は今も烏丸に、饅頭屋町と言う名を残している。

庭園は方丈東側の松と石組みに苔の庭と、北側の池泉回遊式庭園とからなっている。書院から見ると、池の向うに茶室・水月亭と臨池亭が見える。京都府より名称庭園に指定されているが、天気が悪かった所為もあるが感銘少なし。

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