龍 源 院

 北庭の龍吟庭は、須彌山型式の室町時代特有の枯山水庭園である。青々とした杉苔が、あたかも山海の如きうねりを見せており面白い。この世界は九つの山・八つの海からなっており、その中心にあるのが須彌山とのことである。この庭では、その須彌山を表している石を、やや右に傾かせているが、それが動的な効果を石組みに与えており興趣あり。そう言えば厳島にある山も彌山と呼ばれているが、この須彌山との関連があるのであろうか。説明によれば、須彌山は超絶対的な人格・悟りの極致を形容表現しているとのことである。

龍源院 龍吟庭


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