醍 醐 寺

 奈良街道を南下すると、醍醐寺に着く。当寺は醍醐山の全山を寺域とする巨刹で、真言宗醍醐寺派の総本山である。山麓は下醍醐と呼ばれて金堂、五重塔そして塔頭の三宝院などがある。当山は弘法大師の孫弟子の聖宝理源大師が八七四年に醍醐山上に草庵を結び、准胝(じゅんてい)、如意輪両観音を安置したのが草創である。その後九〇七年に醍醐天皇の勅願で薬師堂が創建され、九五一年には五重塔が出来上がっている。しかし応仁の乱で堂宇の大半を焼失。慶長三年(一五九八年)の秀吉の花見を機に、豊臣家の援助で再興された。創建以来真言宗小野法流の根本道場として、また修験道当山派の本山として(理源大師は役行者の行績をあきらかにするため大峯山を再開、修験道の中興の祖とされている。現在も当寺は萬を越す山伏つまり修験者が所属している)、日本仏教史上枢要な位置を占めている。宝聚院(霊宝館)の前を通って、三宝院へと行く。枝垂れ桜が見事であった.

醍醐寺 枝垂れ桜







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