好 古 園

 百日紅と櫓をポイントとして写真を撮してみる。この庭の奥は竹の庭となっている。日本の竹のうちの、代表的な十五種類を植えているそうである。枯山水こそなかったが樹木を使って、日本の庭の様々な形態を武家屋敷風に築地塀で区分けして造り上げており、まだ庭が新しいため風情の十分でない部分もあるが、全体としてはなかなか見事な庭園となっていると感じた。

 江戸時代最後の姫路城藩主酒井氏は、前任地前橋で藩校「好古堂」を創立しており、当地への移封に伴ってその藩校を、この庭園の入り口付近に移設したという縁より、この庭園は「好古園」と名付けられた由である。お屋敷の庭の所には、その昔江戸新吉原より高尾太夫が落籍されて棲んでいたとも言われている。
好古園


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