姫 路 城

  好古園を出て姫路城の大手門へ廻る。姫路城は世界文化遺産として指定されている。我が国は一九九二年に世界遺産条約を批准、その後日本で初めて世界文化遺産として指定されたのが、この姫路城と法隆寺である。

姫路城の歴史は次の通りである。千三百年の前半に播磨の守護職赤松則村がこの地に砦を気付いたことが、姫路城の歴史の始まりである。その後小寺氏、黒田氏がこの城を根拠地としたが、黒田官兵衛孝高の時、彼の勧めで羽柴秀吉が天正八年(一五八〇年)西国攻略の根拠地として入城、翌年三層の天守閣を完成させた。その後は羽柴秀長、木下家定と続いたが、関ヶ原の役の後徳川家康の女婿池田輝政(五二万石)が入封し、慶長六年より八年の歳月を費やして、大規模な城域を造り上げ、姫山に五層七階の天守閣を築き上げた。池田氏三代の後本多忠政(十五万石)が入封し、長男忠刻とその正室千姫(徳川秀忠の長女)のために西の丸を完成させ(一六一八)、今日に見られるような姫路城の全容が造り上げられたのである。

白鷺城


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