松 本 城

この城は関ヶ原の戦いの前、千五百九十三年から四年にかけてその天守閣が造られた、と推定されている。その為天守の居住性よりも、武備を強化して造られている。天守は五重六階の大天守を中心に乾小天守を渡櫓で連結し、辰巳附櫓と月見櫓を連結した「連結複合式」と呼ばれる珍しい型式の天守閣である。各層の外壁は上部は白漆喰の塗りごめで、下部は黒の板張りで、最上階には展望用の廻り縁は無く、数多くの銃眼や石落としを備えているとのことだ。国宝四城の内の一つで、その黒い色調から烏城と呼ばれている。お堀の側から見る。これは戦時に備えた機能美であると思った。しかし規模は想像していたものよりやや小さいと感じた。天守閣に入り最上層まで登る。階段が急で狭く登りずらい。最上層は割と小さく、吹き抜ける風が涼しい。見晴らしも良く、天気が良ければ上高地の穂高連峰も望めるはずである。

松本城


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