法 起 寺

 次に法起寺(ほうきじ)に向かう。法起寺は聖徳太子が法華経を講話されたという岡本宮を寺に改めたものと伝えられ、岡本寺とも呼ばれる。法隆寺・四天王寺・中宮寺等とともに、聖徳太子御建立七ヶ寺の一つに数えられている。当寺の三重塔(国宝)は七〇六年に建立されたとされ、高さに十三・九メートルの現存する我が国最古の三重塔として有名である。ほかには収蔵庫に収められた木造十一面観音菩薩立像があるが、収蔵庫は閉まっており、その仏を拝観することは出来なかった。写真撮影は全面禁止となっており、建物をも写すことが出来ないようである。遺産保護や環境問題等の理由からであろうが、少しガードが堅すぎる感じがする。境内には池もあり木立も立派であるが、何とはなく風情に欠ける気持ちがする。このお寺のガードの堅さが、当方の情緒をも殺してしまったのであろうか。

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