夢 殿

 夢殿は東院伽藍の中にあり、六〇一年に造営された聖徳太子の斑鳩宮趾と伝えられている。天平十一年(七三九年)に行信僧都が太子の遺徳を偲び冥福を祈るため、八葉の蓮華に擬して造営したと言われ、我が国最大の八角円堂である。堂内の厨子には聖徳太子等身の秘仏・救世観音が安置されているが、特別公開時にしか拝観は出来ない。四隅の一方に枝垂れ桜の古木あり。花の時期にはこの夢殿をさぞや彩るものとなるのであろう。

夢殿


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