そ の 他 ・ 出光美術館

 昨日より大阪外為部に着任し、引継を受けている最中である。宿泊は心斎橋から長堀通りを少し東に行った所にあるDO SPORTS PLAZA である。ホテルより歩いて二―三分の出光美術館を見に行く。

この美術館はもともと出光左三が愛蔵していた美術品公開のため、昭和三十九年にまず福岡に設立され、昭和四十一年には東京に開館され、その後平成元年に大阪にも開館されたものである。日本の美術品を中心に蒐集しており、書画陶磁器などが主なコレクションとして展示されている。その中でも有名なものに仙厓義梵がある。仙厓(一七五〇―一八三七)は臨済宗古月派の僧であり、書画を良く嗜んだ。彼は美濃の清泰寺で得度し、その後武州(横浜)の東輝庵を経て、栄西禅師にゆかりのある博多聖福寺の住職となった。

その他は尾形乾山の作品がある。乾山は京焼きの祖、仁清の弟子で、彼は享保吉宗公の時代を生きている。兄弟である尾形光琳の絵を施している作品もある。乾山は仁清に比べて贋作が多いとのことである。当館の休憩所は眺望が良く、お茶やコーヒーのセルフサービスもあり、さすが出光だけのことはあると思った。

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