西 大 寺 観 音 院

 

曹源寺よりさらに西に進んで、西大寺に至る。毎年二月の第三土曜日深夜に行われる裸祭で有名な、真言宗のお寺である。正しくは西大寺観音院と言い、七五一年安隆上人の開山と伝えられる。時代は天平勝宝孝謙天皇の御代で、東大寺法華堂、新薬師寺本堂が建立され、東大寺の大仏開眼供養が行われた頃である。吉井川の側に立つ伽藍で、その門前町が今でも商店街として残っている。お寺は西大寺という名前より受けていた想像よりは規模が小さく、堂宇も小さく纏まっている。その中で、三門が中国風なのが印象的であった。

   御詠歌   みほとけの 恵みも深き 芦田川

             ぐぜいの船も 尊とかるらん

        オンバサラ タラマ キリク ソワカ

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