京都・洛中 本法寺

 本 法 寺

      

 大徳寺より、本法寺へ向かう。堀川通りに面したバス停より、やや戻る。正式名称は日蓮宗本山叡昌山本法寺で、一四三六年(足利義教の頃)日親上人の開創によるお寺である。上人は立正治国論を義教に建言し、怒りを買い投獄され寺も焼却された。また上人は焼鍋を頭に被せられる刑罰なども受け、ために「冠鐺(なべかぶり)日親上人」とも呼ばれた。しかし上人の大慈大悲の法華弘通の大不動心は、花園天皇の叡感に叶って官地を賜り、本堂を再建している。天正十五年に及んで、豊臣秀吉の帰依を受けて、当地へ移転している。時の上人は第十世日通上人である。

はじめに長谷川東伯筆になる涅槃図(一五九九年)を見る。縦十メートル、横六メートルの涅槃図で、日本最大級という。

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